スパルタ詩集

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目次
全136編(未完6編)

 テュルタイオス 15編(未完2編)
 (前7世紀のアテナイ出身のスパルタ詩人:スパルタ人説もある)
 アルクマン  全92編(未完4編)
 (前7世紀のリュディア出身のスパルタ詩人:スパルタ人説もある)
   主要詩       5編(未完4編)
   巻本掲載詩     6編
   歌やミューズの詩 13編
   神の詩      19編
   英雄の詩      6編
   オデュッセイアの詩 6編
   その他の詩1    2編
   自然描写の詩    2編
   宴会の詩      7編
   その他の詩2   26編
 テルパンドロス  7編
 (前7世紀のレスボス出身のスパルタ詩人)
 シモニデス    8編
 (前5世紀のケオス出身の詩人)
 クリティアス   3編
 (前5世紀のアテナイの政治家)
 プラティナス   1編
 (前5世紀のアテナイ出身の詩人)
 バッキュリデス  1編
 (前5世紀のケオス出身の詩人)
 レオニダス    1編
 (前3世紀のイタリアのタレントゥムの詩人)
 ヘゲモン     1編
 (前4世紀のアレクサンドロスの詩人)
 詩人不明     7編

テュルタイオスの詩(紀元前7世紀のスパルタの詩人)

  1. No.はLOEBのナンバリングに従う。
  2. 解説のみのものは解説のみ掲載した。
  3. No.のみ記載されている物は以後翻訳予定がある詩(但し、実際に翻訳した結果次第では削除する可能性もある)。
  4. 全体において「J.M.Edmonds編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.258:GREEK ELEGY AND IAMBUS 1(ギリシャの悲歌と詩学) HARVARD 1931年」を参照

No1 前三世紀のパピルス断片
 ・・・と石の・・・無数の蝿の如き外人に見えるだろう。殺戮神アレス、飽くことなき闘争者、焼けつく戦場で殺戮し、頂を越えて投げつける。そこで我らイナゴの如く鶴の如く前進せよ。凹んだ丸楯で守りを固め、一方にはパンフィリ、他方にはヒュレイオス、更にはディマネスが接近戦でトネリコの木で作られた必殺の槍を高く前にかざしつつ。そこで、不死なる神に全てを委ね、力強く限りなき指揮官に従おう。されど、我ら全てが直ちに一丸となって打つ、男達や槍兵達に立ち向かいつつ。両陣の危険な打撃音が見事に円い丸楯を丸楯にぶつける事で絶て続き、恐ろしい叫び声を相手の上に投げ付け合い、男達の胸を槍が貫き通す事だろう。そして、怯んだ飛び道具に倒れる者はけっしておらず、たとえ大きな石により打撃を加えらても、しっかりした兜が金属音を立てて外へ弾き飛ばすだろう。
「J.M.Edmonds編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.258:GREEK ELEGY AND IAMBUS 1(ギリシャ の悲歌と詩学) HARVARD 1931年」58と60頁のギリシア語文から翻訳。「堀田彰著 ギリシャ社会の諸相とその価値観 法律文化社 1978年」115頁参照。

No.2−3 ストラボン著「地誌」での引用
 クロノスの御子にして美しい冠のヘラの夫たるゼウスがみずからヘラクレイダイにこの市を授け給うた。われわれはかれらと共に風に鳴るエリネウスを捨て広やかなペロプスの島へ着いた。
「ストラボン著 飯尾都人訳 ギリシャ・ローマ世界地誌一巻 龍溪書舎 1994年」669頁より

No.3 アリストテレス著「政治学」での解説
 そしてこのような現象は特に戦争の時に現れるものであるが、この種の内乱もスパルテにおいてメッセネ戦争のさいに起った−−これはチュルタイオスの「良法」と呼ばれる詩において明らかである、すなわち或る人々は戦争のため窮迫して土地の再分配を要求したのである。
「アリストテレス著 山本光雄訳 政治学 岩波書店 1961年」247頁より

No.4 プルタルコス著「リュクルゴス伝」での引用
 フォイボスの声を聞いて、彼らはピュートーから神の託宣を故国にもたらし、その言葉は成就した。すなわち、神々に敬われる王たちが評議を始めるべきこと。彼らはいとおしいスパルタの国家に心を配る。また老人の長老たち、それから民衆の人々も。彼らは真直ぐな契約に従う。
「プルタルコス著 村川堅太郎編 プルタルコス英雄伝 上 筑摩書房 1987年」61頁より

No.5 パウサニアス著「ギリシア記」、ストラボン著「地誌」での引用
 神々に愛されたわれわれの王テオポンポス、われわれが広い踊り場のメッセニアを手に入れたのは、この王のおかげ。
「パウサニアス著 飯尾都人訳 ギリシャ記+ギリシャ記附巻 龍溪書舎 1991年」249頁より

 この市をめぐって十九年を休まず戦い続け、終始強靱な気力をふるったのはわれらが父の父親たち、槍の戦士。そして敵は二十年目に、よく肥えた耕地を捨て、イトメの高い山々から逃れた。
「ストラボン著 飯尾都人訳 ギリシャ・ローマ世界地誌一巻 龍溪書舎 1994年」488頁より

No.6 パウサニアス著「ギリシア記」での引用
 重荷に苦しむロバのように、悲痛な強制を受けて主人の許へ、耕地がもたらす収穫全体の半分を運んで・・
「パウサニアス著 飯尾都人訳 ギリシャ記+ギリシャ記附巻 龍溪書舎 1991年」264頁より

No.7 パウサニアス著「ギリシア記」での引用
 誰かの身に宿命の死がやって来ると、自分も妻もともどもに、主人たちのために泣き悲しんで、
「パウサニアス著 飯尾都人訳 ギリシャ記+ギリシャ記附巻 龍溪書舎 1991年」264頁より

No.8 ストラボン「地誌」での解説
 メッセニア側が反乱を起こしたためにラケダイモンは何度も戦った。テュルタイオスの詩によると、第一次メッセニア占領は「父の父親たち」の時代に起きた。第二次占領の際にはメッセニア側はアルゴス、エリス、ピサ、アルカディアを味方につけて反乱を起こし、その際アルカディアはオルコメノスの王アリストクラテスを、ピサはオンパリオンの子パンタレオンを、それぞれ将軍とした。・・・テュルタイオスは、この時自分でラケダイモン勢の将軍として戦いを指揮した、と述べ、
「ストラボン著 飯尾都人訳 ギリシャ・ローマ世界地誌一巻 龍溪書舎 1994年」669頁より

No.9 アリストテレス「ニコマコス倫理学」、「航海」の注釈書での解説(未完)
 ひとは、あるいは、司令の強要のもとに戦う者を・・・・そうして、かの、自分の前に部下を配置して、もし退却する者があればこれをなぐりつけるようなひとびともこれと同じことをなしているわけであり、壕とかまたはそういったものの前に布陣せしめるひとびとも然りである。これらはみな戦いの強要にほかならない。だがひとは、強要のゆえにではなく、勇敢な行為のうるわしくあるがゆえに勇敢であることを要するのである。
「アリストテレス著 高田三郎訳 ニコマコス倫理学(上) 岩波書店 1971年」114頁より

No.10 アテナイのリュクルゴス著「レオクラテス」での引用
 つまり麗しき死とは、父祖伝来のものを巡る戦いにおいて先陣で勇敢に立派に倒れる事である。そして、都市や豊かな畑を捨て去る者は最高の苦しみの中で疑いなく乞食をすることになる。親愛なる母や年老いた父や幼ない子供達と供に、正妻と供に、放浪することになる。憎しみは更にに続くものであり、欠乏に身を委ねて憎むべき窮乏が生じる中で、祖国を辱め、高貴な概念を非難し、あらゆる不名誉や悪業が同伴する。そしてもしあなたがこうした放浪者ならば、誰も気遣わず、許しも、神の恩恵も、哀れみも帰させられない。祖国の心で祖国の為に我々は戦い、子供達の為に死に、もはや命を惜しまむな。若者達よ、互いにしっかりと隊列を組んで戦うのだ。恥知らずに逃げだしたり、恐怖に駆られてはならぬ。胸の内には強く、雄々しき勇気をもて。そして、敵どもと戦うときに命を惜しんではならぬ。老人達は膝が軽くはないのだから、置き去りにして逃げだしてはならぬ。まさにこれは恥知らずなことである。先陣で倒れ横たわった神殿のより古き防壁を、既に白いものを頭に持つ者を、白髪の頬は、埃の中で呼吸を強く吐き出し、控えめな妻達の手に血に濡れた土地を与え−−不名誉な事を目にし不正を見付け−−さらけ出す。そして、若者はいかなる場合にも相応しく若さに愛されている間、高貴な輝きを持っている。男達に価値あるものが見える。愛すべき女達、生きる価値、そして先陣で倒れる美しさ。各々が足を開き、両足で大地を踏みしめ、しっかりと踏み留まれ、唇を歯で噛み締め。
「J.M.Edmonds編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.258:GREEK ELEGY AND IAMBUS 1(ギリシャ の悲歌と詩学) HARVARD 1931年」68と70頁のギリシア語文から翻訳。「桜井万里子/木村凌二著 世界の歴史5 ギリシャとローマ 中央公論社 1997年」94頁参照。

No.11 ストバエウス著「アンソロジー」での引用
 ヘラクレスの未だ敗れることなき血統、勇気持て。ゼウスの喉に疑いを抱いてはな らない。多数の敵に諸君は恐れず、諸君は逃げもせず、さあ男は先頭の戦士達を持ちこたえよ。憎むべきものと生命を見做し、黒い死の心を輝く快い日の光と同じように見做せ。泣き悲しむアレスの尊敬すべき仕事と知れ。苦しい戦争から気質を学び、そのつど追い立てられ、駆り立てる事を諸君は味わう。若人達よ、両者が若者を苦しめる。しっかりと隊列を組んで耐えるのだ。接近戦で、先陣で、少数の者が殺され、そして他の兵士達が救われる。逃げ出す男達の全ては美徳を破壊する。このような主張に帰せしめられる者は各々、全てにおいて誰もおらず、恥知らずな行為は、邪悪な男の行いである。恐ろしいのは背中の後から戦闘で逃亡する男の敵意に刺し貫かれることであり、恥知らずなことは土砂の背の後にある焼き尽くされた死者の面前で木の槍の穂先で打ちのめされる。各々が足を開き、両足で大地を踏みしめ、しっかりと踏みとどまれ、唇を歯でかみしめ、腿と脛とその下、胸と肩とを円い楯の胴で覆って、右手に強靭な槍をふりかざし、頭上の恐ろしげな兜の羽毛飾りを揺り動かせ、豪胆に振舞って戦の仕方を学び、投げ槍の届かぬところに楯をもって立ってはならぬ。接近戦に近付くものは誰でも長い槍と必殺の剣で敵の男達をつかめ。足並み揃え、楯を打ち並べ、飾毛には飾毛を、兜には兜を、そしてまた胸には胸をひしるかし、敵と戦え、剣のつかはたまた長槍を握りしめて。お前たち、軽装の兵も、めいめいが楯のもとにうずくまり、大きな石を投げよ、磨き上げた槍を敵に投げよ。重装の者たちの傍らに立って。
「J.M.Edmonds編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.258:GREEK ELEGY AND IAMBUS 1(ギリシャの悲歌と詩学) HARVARD 1931年」70と72と74頁のギリシア語文より翻訳。「W.G.フォレスト著 丹藤浩二訳 スパルタ史 渓水社  1990年」104と105頁、「桜井万里子/木村凌二著 世界の歴史5 ギリシャとローマ 中央公論社 1997年」94頁参照

No.12 ストバエウス著「アンソロジー」での引用 (未完)
 私はある男を、ただ徒競走やレスリングのうまさだけで、記憶に値するとは思わないし、また重んじようとも思わない。たとえ彼が、キュクロプスのように大きくて強く、トラキアの北風以上に速く、ティトヌスよりも美しく、ミダスやキニュラスよりも金持ちで、タンタロスの息子ペロプス王以上の勢力をもち、またその弁舌がアドラストスよりも甘美であったり、あらゆる種類の栄光を彼がもっていたとしても、もし彼が、軍人としての価値を持たず、戦場でもちこたえる人間でないならば。男が鮮血したたる殺戮を正視せずに、そば近くの敵を砕こうと腕をのばさないのなら、その男は戦争で立派ではない。ほんとうの価値、「卓越性」とはそれであり、人が人のなかでかちうる最高の賞もそれなのだ。各人が前線で、両の足をしっかと立ち、その心から一切の逃亡の念を払いのけてもちこたえる。それこそが都市と人民のすべてに役立つ共通の善なのだ。・・・
「H.I.マルー著 横尾壮英/飯尾都人/岩村清太訳 古代教育文化史 岩波書店 1985年」27から28頁参照。堀田彰著 ギリシャ社会の諸相とその価値観 法律文化社 1978年」134頁参照。

No.13 ガレアノス著「ヒポクラテスとプラトン」での引用
 燃えるような色のライオンの如き心を胸に持って。
「J.M.Edmonds編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.258:GREEK ELEGY AND IAMBUS 1(ギリシャの悲歌と詩学) HARVARD 1931年」76頁のギリシア語文より翻訳

No.14 プルタルコス著「ストア派の矛盾について」での引用
 徳か、さもなくば死か、その分け目に近づく前に
「プルタルコス著 戸塚七郎訳 モラリア13 京都大学学術出版会 1997年」156頁より

No.15 ヘファイスティオンの注釈書での引用
 英雄
「J.M.Edmonds編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.258:GREEK ELEGY AND IAMBUS 1(ギリシャの悲歌と詩学) HARVARD 1931年」78頁のギリシア語文より翻訳



アルクマンの詩(紀元前7世紀のスパルタの詩人)

  1. No.はLOEBのナンバリングに従う。
  2. 明確に詩の形になっているもののみ掲載した。
  3. 詩の解説だけで本文のない物は省略した。
  4. No.のみ記載されている物は以後翻訳予定がある詩(但し、実際に翻訳した結果次第では削除する可能性もある)。
  5. 全体において「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」を参照

主要詩

No.1 パルテネイオンの断片(一世紀のパピルス)(未完)
神々の中でも最も古きアイサとポロスは・・・ 全ての者どもを征服なされた。人のいかなる者も大空へ舞い昇ろうとしてはならぬ。いかなる者もアプロディテを花嫁に望んではならぬ。
「廣川洋一著 ソクラテス以前の哲学者 講談社 1997年」39頁より

No.2 一世紀のパピルス断片
 あらゆる神々や人々に最も崇拝されている者は大地の下に永久に生き続ける神々が建てた部屋に住まうカストール、素早く馬を調教して飼い慣らす者にして熟練した馬乗り、そして高貴なポリュテュケース。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」376頁のギリシア語文より翻訳。

No.3 前一世紀か後一世紀のパピルス断片

No.4 二世紀のパピルス断片

No.5 二世紀のパピルス断片(未完)
 注:かっこ内が本文。かっこ内以外の部分は注釈分。注釈にも重要性があると思われるので掲載した。
 断片部1
 断片部2
  第二欄
  第三欄:
  「ポロスから・・・テクモルが生じた・・・それより・・・ポロスを・・・」
 というのも原料(ヒュレ)を整序されはじめたとき、始原(アルケ)として、ポロスが生じた。アルクマンは、原料がいたるところに混乱したかたちで存在し、またそれが造られたものではない、と述べている。万物を整序するある者が生じ、ついでポロスが生じ、ポロスが生じ来ったあと、テクモルがすぐあとに続いたと、語っている。ポロスは始原(アルケ)のごときものであり、他方テクモルは終局(テロス)のごときものである。テティスが生じたあとあらゆるものの始原(アルケ)と終局(テロス)が時を同じくして生じた。万物は、青銅の素材と同じ性質をmち、他方テティスは製作者と同じ性質を、またポロスとテクモルは始原(アルケ)と終局(テロス)と同じ性質をもつ。

  「長老・・・:」
  老人の代わりに。

  「また第三番目の闇が:」
 いまだ太陽も月も生まれてはいないで、いぜんとして原料が未区分のままに在ることのゆえに。さて・・・からポロスとテクモルと闇が生じた。

  「昼日と月と第三番目の闇が:」
 星辰。たんなる昼日ではなく太陽をともなう昼日。以前にはただ闇だけがあったが、その後、それ(闇)が分離すると・・・
「廣川洋一著 ソクラテス以前の哲学者 講談社 1997年」34から36頁より
 断片部29
 断片部30
 断片部34
 断片部49
  第一欄:
  第二欄:

14から157は引用断片。
14から20は番号付けされた本に属していた詩。

No.14 ヘルモゲネスのシュリアノス著「書式の種類」、プリスキアン著「テレンスの旋律」での引用
第1巻
 モーサ(ミューズのドーリス表現:学芸の女神)、澄んだ声のモーサ、永久の歌い手よ、新たに始めよ乙女達の歌を。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」406頁のギリシア語文より翻訳。

No.15 ヘファイスティオン著「旋律ハンドブック」での引用
第1巻
 そして、あの長き豊かな喜びの中に、幸福な男は座っている
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」408頁のギリシア語文より翻訳。

No.16 ビュザンチウムのステファノス著「人名辞典」での引用
第2巻
 その男は粗野ではなく、賢者の下にいるでなく、テッサリア人でもなければエリュシカイア人でもなく、牧人でもないが、高きサルディスの出である。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」408頁のギリシア語文より翻訳。

No.17 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
第3巻
 いつか君に、三脚つきの瓶を贈ろう。それへ君は・・・入れればいい。まだ火にかけたことがないやつだが、やがて豆スープがなみなみと入るな。何でもいただくアルクマンが、冬至のあとに熱くしたのが好きな、あれさ。甘いのは食べぬが、皆さん方とおんなじで、ごくありふれたものを求める。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち4 京都大学学術出版会 2002年」17と18頁より

No.19 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
第5巻
 寝椅子が七つとテーブルも七つ、その上に、亜麻仁の種子やらゴマやらまぶしたマコニス(けしで味付けしたパン)と、黄金色にとろりとした蜜をのせて・・・
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち1 京都大学学術出版会 1997年」381頁より

No.20 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
第5巻
 三つの季節を彼はおいた、夏、冬、三番目に実りの秋、そして四番目に春。万物が成長するが、まだ食べられるほどではない。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち4 京都大学学術出版会 2002年」18頁より

26から41はアルクマンの歌やミューズを扱う。

No.26 カリュストスのアンティゴノス著「驚嘆」での引用
 とてもはや、密の咽喉の、ほれぼれとする声音の乙女どち もう足腰がよう利かぬわえ、やれ、ほんに雄翡翠にもなりたや、かえ、波の秀の、華かすめ、雌翡翠らと群れ飛び交はし、恐れごころもつゆ知らぬげな、潮紫の春の鳥とも。
「呉茂一訳編 ギリシア・ローマ叙情詩選 岩波書店 1991年」146頁より

No.27 ヘファイスティオン著「旋律ハンドブック」での引用
 いざや、ムーサよ、ゼウスの御娘なるカリオペよ、うるわしの歌の音頭をとらせ給え、して讃歌に情念を添わしめ、相舞う舞を雅びたものとなさしめ給え。
「北島美雪編訳 ギリシア詩文妙 平凡社 1994年」43頁より

No.28 ホメロスの注釈書での引用
 モーサ(ミューズのドーリス表現:学芸の女神)、ゼウスの娘よ。大きく鋭い声で歌うだろう。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」418頁のギリシア語文より翻訳。

No.29 アキレス著「アラトスについての注釈書」での引用
 そして私はゼウスに始まる歌を歌うだろう。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」418頁のギリシア語文より翻訳。

No.30 アレリウス・アリステイデス著「ついでに作られた批評について」での引用
 モーサ(ミューズのドーリス表現:学芸の女神)はけたたましい声を立て、澄んだ声のシーレン・・・・
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」418頁のギリシア語文より翻訳。

No.31 エウスタティウスでの引用
 あなたはモーサ(ミューズのドーリス表現:学芸の女神)を破壊するだろう。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」418頁のギリシア語文より翻訳。

No.35 エティモロギクム・マグヌムでの引用
 美しく歌うこと。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」422頁のギリシア語文より翻訳。

No.36 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
 なんと我々は美しき歌を。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」422頁のギリシア語文より翻訳。

No.37 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
(a)故に我らに旋律を。
(b)そして我らに、彼が旋律を笛で伴奏するだろう。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」422頁のギリシア語文より翻訳。

No.38 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
 我々に匹敵する少女達はそのキタラ奏者を称賛する。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」422頁のギリシア語文より翻訳。

No.39 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 カッカベ(山ウズラ)の鳴く声を言葉に編んで、それがしアルクマンは、歌の詞とそのふしを、発明した。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち3 京都大学学術出版会 2000年」402頁より

No.40 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 われは知る、あらゆる鳥の歌のふし
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち3 京都大学学術出版会 2000年」357頁より

No.41 プルタルコス著「リュクルゴス伝」での引用
 美しく竪琴を奏でることが刀と向き合って歩んで行くから
「プルタルコス著 村川堅太郎編 プルタルコス英雄伝 上 筑摩書房 1987年」87頁より

42から67は神を扱う。

No.42 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 神々がネクタル(葡萄酒と蜂蜜の巣と花を等量混ぜて作った酒)を召し上がる。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち1 京都大学学術出版会 1997年」141頁より

No.43 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
 私にとっては、女主人、ゼウスの娘・・・
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」426頁のギリシア語文より翻訳。

No.45 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
 愉快であって欲しい。ゼウスの神殿での我らと彼らと主の踊りが。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」426頁のギリシア語文より翻訳。

No.46 ヘファイスティオン著「旋律ハンドブック」での引用
 遠くに投げる者にしてゼウスの息子(アポロン)をここに、サフラン色のベールをつけたモーサ(ミューズのドーリス表現:学芸の女神)よ。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」426頁のギリシア語文より翻訳。

No.47 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
 そして私は夢の中でポイボースを見た。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」428頁のギリシア語文より翻訳。

No.48 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
 ラトイタス、そして貴方の始めの踊りを。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」428頁のギリシア語文より翻訳。

No.49 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
 アポロンよりもリュケーオーン。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」428頁のギリシア語文より翻訳。

No.50 ヘファイスティオン著「旋律ハンドブック」での引用
(a)並外れた者:狼の如きアポローンであったら。
(b)イノー、海の主、彼女は胸から
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」428頁のギリシア語文より翻訳。

No.53 ホメロスの注釈書での引用
 野獣の皮は他に並ぶ物のない着物である。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」430頁のギリシア語文より翻訳。

No.54 「オデュッセイアのエウステタティウス」での引用
 アルテミスの侍女
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」430頁のギリシア語文より翻訳。

No.55 ストラボン著「地誌」での引用
 かの女(神)は愛しいキュプロスと海をめぐらすパポスを後に、
「ストラボン著 飯尾都人訳 ギリシャ・ローマ世界地誌一巻 龍溪書舎 1994年」635頁より

No.56 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 幾度となく、山々の頂あひで、神々があかあかと輝る夜祭を嘉したまふとき、黄金の器の、それも大きな、牧人らがたもちならはす椀みたいなものを両手に保ち、牝獅子の乳汁を充て、それで 大きな乾酪の固まりの、真白なのをそつくりとこしらへあげた
「呉茂一訳編 ギリシア・ローマ叙情詩選 岩波書店 1991年」148と149頁より

No.57 プルタルコス著「食卓歓談集」での引用
 露は空とかぐわしい月の娘とて
「プルタルコス著 柳沼重剛訳 食卓歓談集 岩波書店 1987年」115頁より

No.58 ヘファイスティオン著「旋律ハンドブック」での引用
 アプロデイーターではなく、狂った恋が、子供らしさに巫山戯て遊び、花々の上をそつと踏んでゆく、「触らないで」をやりながら。
「呉茂一訳編 ギリシア・ローマ叙情詩選 岩波書店 1991年」150頁より

No.59 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
(a)やさしい恋が、キュプロスの女神の所為で私の心をとろけさせ、満ちあふれさす
「呉茂一訳編 ギリシア・ローマ叙情詩選 岩波書店 1991年」149と150頁より
(b)この許しをモーサ(ミューズのドーリス表現:学芸の女神)の黄色いメガロストラタたる幸福な乙女達の捧げ物は示している。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」436頁のギリシア語文より翻訳。

No.60 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 この金の玉と、かわいいキュパイロス(かやつり草の一種)を花輪にして、あなた様に私はお祈りいたします。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち 岩波書店 1992年」386頁より

No.63 イーリアスの注釈書での引用
 ナイデスと、ランパデスと、テュイアテスと・・・・
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」438頁のギリシア語文より翻訳。

No.64 プルタルコス著「ローマ人の幸運について」での引用
 エウノミア(秩序)と、ペイトースの姉妹と、プロマーテーアスの娘(プロメテウスのドーリス表現)、・・・
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」438頁のギリシア語文より翻訳。

No.65 イーリアスの注釈書での引用
 ただ一人、神的なるものはくじを引き分配した。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」440頁のギリシア語文より翻訳。

68から79は英雄を扱う。

No.68 コエロボスクス著「テオボシウスのカノンについて」での引用
 滑らかに削った木でアイアスはいきり立ち、メムノンはたらいに。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」442頁のギリシア語文より翻訳。

No.70 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
(a)そして、友人達の面前で
(b)貴方はアレクサンドロスが打ち負かされた事で、
(c)貴方を私が恐れさせる事で、
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」442頁のギリシア語文より翻訳。

No.73 ホメロスの分析書での引用
 名声がヒポロクソスによる時、私は耐えずにすぐに打っていた。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」444頁のギリシア語文より翻訳。

No.74 ホメロスの分析書での引用
 統治しているカペウスの様に努力する。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」444頁のギリシア語文より翻訳。

No.77 イーリアスの注釈書での引用
 劣悪なるパリス、恐ろしいパリス、ギリシアに豊穣に災厄を・・・・
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」446頁のギリシア語文より翻訳。

No.79 ピンダロス「オリンピア」の注釈書での引用
 罪を犯した男は楽しみの中で石の上の席に座り全く見ていないが考えている。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」448頁のギリシア語文より翻訳。

80から86はオデュッセイアに纏わる。

No.80 イーリアスの注釈書での引用
 堅忍不抜のオデッセウスの仲間達の耳にキルケは香油を塗りつけた。
(オデュッセイア12歌47節参照)
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」448頁のギリシア語文より翻訳。

No.81 オデュッセイアの注釈書での引用
 ゼウス、父よ、私の夫であれば。
(オデュッセイア7歌311節参照)
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」448頁のギリシア語文より翻訳。

No.82 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 娘たちは仕事をうち捨てて散った。高空に鷹を見た鳥たちのように。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち3 京都大学学術出版会 2000年」354頁より

No.83 キュリル著「辞典」での引用
 故に妻は、女主人は、彼にその場所を譲った。
(オデュッセイア7歌175節参照)
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」450頁のギリシア語文より翻訳。

No.84 イーリアスについてエウスタティウスでの引用
 左手の上に。
(オデュッセイア5歌277節参照)
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」450頁のギリシア語文より翻訳。

No.85 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
(a)あなた方と彼らの馬達に
(b)そして、私は彼らに向かって膝を屈した。
(オデュッセイア7歌146節参照)
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」452頁のギリシア語文より翻訳。

87と88はその他の詩1

No.87 デュスコルスのアポロニウス著「構文」での引用
(a)そして、射手、ヘラクレス、
(b)最も美しい天幕の下にある
(c)強大な力を持ったアサナイア(アテナのラコニア方言)
(d)メラムポコスとハルポリコン
(e)勇気を持つが故に指揮をする。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」452頁のギリシア語文より翻訳。

No.88 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
 彼らの甥達に破滅と死を。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」454頁のギリシア語文より翻訳。

89と90は自然風景の描写。

No.89 ソフィストのアポロニウス著「ホメロス語録」での引用
 眠るは山の嶺、かひの峡間、またつづく尾根、たぎつ瀬々、また地を爬ふものは か黒の土の育む限り、山に臥すけだもの、蜜蜂の族、また紫の潮の奥処にひそむ 異形のたぐひ、眠るは翅ながの 鳥のうから。
「呉茂一訳 ギリシア・ローマ叙情詩選 岩波書店 1991年」146頁より

No.90 ソフォクレスの注釈者書「オイディプスの1248行」での引用
 森に包まれ 花とも見えるリーペーの山は、か黒な夜の張る胸か
「呉茂一訳 ギリシア・ローマ叙情詩選 岩波書店 1991年」152頁より

91から101は宴会、食べ物、ワインを扱う。

No.91 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 柔らかい花びらのカルカイ(花の名前)の、金色の花を鎖に編んで。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち5 京都大学学術出版会 2004年」380頁より

No.93 アモニウス著「類似しているが異なる語について」での引用
 そして、色とりどりのイカ、ブドウの木々の破壊者。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」458頁のギリシア語文より翻訳。

No.94 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 トリダキスカイ(けしで味付けしたパン)とクリバナ(女性の胸を模したパン)を
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち1 京都大学学術出版会 1997年」393頁より

No.95 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 ひき臼に向かっても、アイクロン(共同食事)を分け合うときも嘆きに満ちて
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち2 京都大学学術出版会 1998年」46頁より

No.96 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 やがてのことに彼は、ピュアニオン(豆の葡萄酒煮)や、白いキドロン粥(小麦の粥)や、蝋的果実(蜂蜜)を出すだろう。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち5 京都大学学術出版会 2004年」280頁より

No.98 ストラボン著「地誌」での引用
 会食や祭りの宴では成人会への招かれ人の間から神への賛歌をはじめることこそふさわしい。
「ストラボン著 飯尾都人訳 ギリシャ・ローマ世界地誌一巻 龍溪書舎 1994年」880頁より

No.101 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 マガティス(5弦の弦楽器)をしまう
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち5 京都大学学術出版会 2004年」245頁より

102から126はその他。

No.102 ホメロスの注釈書での引用
 そして、細道は無慈悲で必然である。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」458頁のギリシア語文より翻訳。

No.103 デュスコルスのアポロニオス著「代名詞」での引用
 気遣え。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」466頁のギリシア語文より翻訳。

No.104 デュスコルスのアポロニオス著「副詞」での引用
 誰が、誰がかつて容易に男の心以外に呼び掛けたろうか?
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」466頁のギリシア語文より翻訳。

No.105 デュスコルスのアポロニオス著「構文」での引用
 そして勝利に、より優れた者よ。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」466頁のギリシア語文より翻訳。

No.106 アレリウス・アリステイデス著「ついでに作られた批評について」での引用
 私にここで言うのは、死すべき民族である。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」466頁のギリシア語文より翻訳。

No.107 アレリウス・アリステイデス著「雄弁家の防御について」での引用
 ポラーレゴーンという名の男に、女はパシクサレーア。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」468頁のギリシア語文より翻訳。

No.108 アレリウス・アリステイデス著「四の防御について」での引用
 刺激的な近隣を。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」468頁のギリシア語文より翻訳。

No.109 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 サムバス、アドーン、テーロス。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」470頁のギリシア語文より翻訳。

No.110 コエロボスクス著「テオボシウスのカノンについて」での引用
 美しい亜麻のように。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」470頁のギリシア語文より翻訳。

No.111 エティモロギクム・ゲヌニウムでの引用
 おぉ、それは考えている。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」470頁のギリシア語文より翻訳。

No.112 エティモロギクム・ゲヌニウムでの引用
 無駄な妾よ。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」470頁のギリシア語文より翻訳。

No.113 エティモロギクム・ゲヌニウムでの引用
 歌は不幸なものを。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」472頁のギリシア語文より翻訳。

No.114 エティモロギクム・ゲヌニウムでの引用
 そして指揮官ケルキュロス。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」472頁のギリシア語文より翻訳。

No.115 エティモロギクム・ゲヌニウムでの引用
 女である時はいつも。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」472頁のギリシア語文より翻訳。

No.116 エティモロギクム・ゲヌニウムでの引用
 苦痛を持つなかれ、悲痛な神よ。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」474頁のギリシア語文より翻訳。

No.117 イーリアス18歌352節のエウスタティウスでの引用
 ドレスは美しい人をも、
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」474頁のギリシア語文より翻訳。

No.118 オデュッセウス15歌436節のエウスタティウスでの引用
 武器をもって記憶を攻撃することは、
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」474頁のギリシア語文より翻訳。

No.119 ヘファイスティオン著「旋律ハンドブック」での引用
 これは例えば全ての人々が・・・
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」476頁のギリシア語文より翻訳。

No.120 ヘロディアン「異形の世界」での引用
 神は彼の神を彼の頭から強く引っ張っている。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」477頁の英語文より翻訳。

No.120A ヘロディアン「異形の世界」での引用
 エウリュポーンを担う・・・
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」476頁のギリシア語文より翻訳。

No.121 プリスキアン著「文法」での引用
 そして冬の間中、火は燃え上がらせる。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」478頁のギリシア語文より翻訳。

No.122 イーリアスの注釈書での引用
 故に召喚されたるテッサリオー。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」478頁のギリシア語文より翻訳。

No.123 イーリアスの注釈書での引用
 偉大なる隣人に隣人は。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」480頁のギリシア語文より翻訳。

No.124 オデュッセイアの注釈書での引用
 神聖なる岩山の頂へ、そしてプシュラへデオニュソスをもたらす。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」480頁のギリシア語文より翻訳。

No.125 ピンダロス「イスティミアン」の注釈書での引用
 耄碌は学習の始めを。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」480頁のギリシア語文より翻訳。

No.126 ストラボン著「地誌」での引用
 プリュギア調のアウロス笛曲ケルベシオンを吹いた。
「ストラボン著 飯尾都人訳 ギリシャ・ローマ世界地誌二巻 龍溪書舎 1994年」189頁より

テルパンドロスの詩(紀元前7世紀のレスボス島出身の詩人。主にスパルタで活躍)

  1. No.はLOEBのナンバリングに従う。
  2. 明確に詩の形になっているもののみ掲載した。
  3. 詩の解説だけで本文のない物は省略した。
  4. No.のみ記載されている物は以後翻訳予定がある詩(但し、実際に翻訳した結果次第では削除する可能性もある)。
  5. 全体において「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」を参照

No.1 アリストバネスの注釈書(二世紀のパピルス断片)での引用
 白鳥は翼を持つものである。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」314頁のギリシア語文より翻訳。

No.2 スーダでの引用
 私の周りで再び遠くに投げる者(アポロン)により自由な才覚が広く撒き散らされる。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」314頁のギリシア語文より翻訳。

No.3 アレクサンドリアのクレメント著「論集」での引用
 大神ゼウス、物事のはじめ、万象を率いたる者、ゼウスよ、御前に賛辞のいやはじめなる、この歌を捧げまつる。
「呉茂一訳編 ギリシア・ローマ叙情詩集 河出書房 1952年」4頁より

No.4 「文法引用集」での引用
 我々は記憶の娘達にミューズ(芸術の神)達とミューズ達の指導者レトの息子を注ぐ。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」316頁のギリシア語文より翻訳。

No.5 ハリカリナッソスのディオニュシオス著「文学の構図」での引用
 ゼウスとレダは見事な救世主である。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.143:GREEK LYRIC 2(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1988年」316頁のギリシア語文より翻訳。

No.6 ストラボン著「地誌」での引用
 君がため、われらは歌おう高らかに、四種の音色の歌を捨て 七音の琴もて新しい賛歌を。
「ストラボン著 飯尾都人訳 ギリシャ・ローマ世界地誌二巻 龍溪書舎 1994年」253頁より

No.7 プルタルコス著「リュクルゴス伝」での引用
 そこに若者たちの槍と澄んだ調べの音楽と 道幅広い正義が花開く。
「プルタルコス著 村川堅太郎編 プルタルコス英雄伝 上 筑摩書房 1987年」86頁より

シモニデスの詩(紀元前5世紀のケオス島出身の詩人)

  1. No.はLOEBのナンバリングに従う。
  2. 明確に詩の形になっているもののみ掲載した。
  3. 詩の解説だけで本文のない物は省略した。
  4. No.のみ記載されている物は以後翻訳予定がある詩(但し、実際に翻訳した結果次第では削除する可能性もある)。
  5. 全体において「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.476:GREEK LYRIC 3(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1991年」を参照
  6. 基本的にスパルタ関連の詩のみ掲載した。

断片集

No.531 シキリアのディオドロス「世界史」での引用
 テルモピュライで死んだ人らの仕合はせは高い誉れ、すぐれた運命、墓碑には神の祭壇を、供御の濯ぎは長い憶ひ出、御酒のかはりにほめうたをこそ。これほどの墓じるしは錆むしばみも、また万物をうち敗るといふ時却さへ闇に葬ることはできまい、これこそすぐれた勇士らのおくつき、その塚守はすなわちギリシア国の栄光、証人といふはスパルタの王レオーニダース、大きな勲業を飾りとし、永遠につたはる功名をいまに遺して。
「呉茂一訳 ギリシア・ローマ叙情詩選 岩波書店 1991年」146頁より

警句集

No.6 ヘロトドス「歴史」での引用
 これなるはそのかみスペルケイオスの流れを越えて攻め来たりたるメディアびとの手に果てし、名も高きメギスティアスの墓なるぞ。死のさだめ身に迫るば知りつつも、スパルタのつわものどもを見殺しに敢えてせざりし陰陽師。
「ヘロドトス著 松平千秋訳 歴史 下 岩波書店 1972年」144,145頁より

No.7 パラティナ詩華集7−301
 豊かな国土スパルタの王レオニダスに従いて、この地に散りしますらを、篠つく弓矢また俊足の軍馬の間、溢れ寄るメディアの軍勢を死をもて防ぎしもの、今栄光に包まれて静かにこの地に休む。
「呉茂一訳編 ギリシア・ローマ叙情詩集 河出書房 1952年」112頁より

No.17 トゥキュディデス「戦史」での引用
 ギリシア人の頭となってペルシア勢を撃破した後、パウサニアース、アポローンにこのしるしをささぐ。
「トゥキュディデス著 久保政晃訳 戦史 上 岩波書店 1966年」175頁より

No.22 ヘロトドス「歴史」での引用
(a)かつてこの地に三百万の軍勢と戦いたる ペロポネソスの四千の兵
(b)旅人よ、スパルタ人に伝えてよ、ここに彼らがおきてのままに、果てしわれらの眠りてあると。
「ヘロドトス著 松平千秋訳 歴史 下 岩波書店 1972年」144頁より

No.39 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 由緒あるヘラクレス家の後裔にしてクレオンブロトスの子なるラケダイモン人パウサニアス、広大なるギリシアの地、およびエウクセイノスの海を征して、その記念にこれをポセイドンの君に捧げまつる。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち4 京都大学学術出版会 2002年」374と375頁より。注.この本の訳では「クレオメネスの子」とあるが、「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.476:GREEK LYRIC 3(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1991年」555頁によると「クレオンブロトスの子」とあり、ヘロトドス9.78によるとパウサニアスはクレオンブロトスの子とあるので、ここは「クレオンブロトスの子」とする。

No.65 パラティナ詩華集7−431
シモニデスか不確かである。
 祖国スパルタよ、われら三百の者、同じ数のイナコス勢と、テュレアの都を的に戦い、敵に背を見せることはせず、最初に足を下せし、その部署で命果てたり。オトリュアダスの雄々しき血に覆われし武具は、告げていわく、ゼウスよ、テュレアはスパルタのものなりと。もしアルゴス人の誰か逃れし者あれば、そはアドラストスの裔なるがゆえ。スパルタでは死を逃れることこそしなり。
「丹下和彦編訳 ギリシア合唱抒情詩集 京都大学学術出版会 2002年」432から433頁より。

No.76 パラティナ詩華集7−270
(a)これらの人が、いつかスパルテーから 初穂の供御をポイボス神へと 運んでゆくをり、ひとつの海、一つの夜、ひとつの船がひとことに 冥途へと送りとどけた。
「呉茂一訳 ギリシア・ローマ叙情詩選 岩波書店 1991年」44頁より

クリティアスの詩(紀元前5世紀のアテナイの政治家)

  1. No.はLOEBのナンバリングに従う。
  2. 明確に詩の形になっているもののみ掲載した。
  3. 詩の解説だけで本文のない物は省略した。
  4. No.のみ記載されている物は以後翻訳予定がある詩(但し、実際に翻訳した結果次第では削除する可能性もある)。
  5. 全体において「J.M.Edmonds編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.258:GREEK ELEGY AND IAMBUS 1(ギリシャの悲歌と詩学) HARVARD 1931年」を参照
  6. 基本的にスパルタ関連の詩のみ掲載した。

No.2 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 これもまたスパルタでは、同じ一つの盃を皆で飲み分かつのが永年の習わし、そしてそうと決まっていること。誰其のためにと名指して盃を献ずる、また、それを順ぐりに、左から右に回すなどせぬ。・・・「欠落部」・・・リュディア人発明の大盃を、右回りで順番に、誰其の名を呼ばわりつつ献ずるのが習い。このような乾杯を重ねるうちに、舌の根もゆるみ、恥ずべき言葉を口にし、体の力までふらふらと、抜けてしまう。目にはぼんやり霞がかかり、忘却が胸の中の記憶をとろけさせ、理性はあらぬ方にさまよい出て、奴隷も気まま放縦になるのが習い。そして身上つぶした付けがのしかかる。スパルタの兵士らも酒をたしなむ。しかし皆を喜ばしい希望へと誘い、たがいによかれと思う気持を起こさせ、快い笑いを起こすのみ。このような酒は体に良く、心にも身代のためにも良い。アプロディテの営みも嬉しく、一日の労の安らぎとて、平安の眠りも楽しめる。これこそ人間に最も喜ばしい女神ヒュギエイア(健康)と、賢さの脇にいます女神エウセビア(慎み)に仕えまつる道。しかるべき度を過ごして乾杯を重ねたとて、その場限りのこと、後はいつまでも憾みが残る。スパルタ人の生きようは、つねに変わらず、つねに平静、ほどほどに食らいほどほどに飲み、ゆえにつねに心を使い体を使うことができる。今日は特別な日なればと、羽目をはずした酒で体を酔わせる日をもたぬ。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち 岩波書店 1992年」245から247頁より

No.5 プルタルコス著 「キモン伝」での引用
 スコパース家の富(テッサリアーの豪族)とキモーンの高い気位とラケダイモニオスの息子(スパルタ人とも読める)アルケシラーオス(アゲーシラーオスと読んでいる読本もある)の勝利を
「プルタルコス著 河野与一訳 プルターク英雄伝7巻 岩波書店 1955年」20頁より

No.6A エウリビデスの注釈書での引用
 ラケダイモン人の賢者キロンはこのように言った。「度を超すなかれ」。全て立派なことは適度によってもたらされる。
「ディオゲネス・ラエルティオス著 加来彰俊訳 ギリシア哲学者列伝(上) 岩波書店 1984年」42頁から引用。「J.M.Edmonds編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.258:GREEK ELEGY AND IAMBUS 1(ギリシャの悲歌と詩学) HARVARD 1931年」491頁を参照。

プラティナスの詩(紀元前5世紀のアテナイの詩人)

  1. No.はLOEBのナンバリングに従う。
  2. 明確に詩の形になっているもののみ掲載した。
  3. 詩の解説だけで本文のない物は省略した。
  4. No.のみ記載されている物は以後翻訳予定がある詩(但し、実際に翻訳した結果次第では削除する可能性もある)。
  5. 全体において「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.476:GREEK LYRIC 3(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1991年」を参照
  6. 基本的にスパルタ関連の詩のみ掲載した。

No.709 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 ラコニアの蝉は合唱が得意だ。
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち5 京都大学学術出版会 2004年」235頁より

バッキュリデスの詩(紀元前5世紀のケオス島出身の詩人)

  1. No.はLOEBのナンバリングに従う。
  2. 明確に詩の形になっているもののみ掲載した。
  3. 詩の解説だけで本文のない物は省略した。
  4. No.のみ記載されている物は以後翻訳予定がある詩(但し、実際に翻訳した結果次第では削除する可能性もある)。
  5. 全体において「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.461:GREEK LYRIC 4(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1992年」を参照
  6. 基本的にスパルタ関連の詩のみ掲載した。

No.20 前2世紀のパピルス断片
「イダス」ラケダイモンの人々に
 今は昔、土地広きスパルタで、黄金の髪のラケダイモンの娘らが、かような歌の一節を口にした、大胆不敵なイダスが頬美しき娘、菫色の髪のマルペッサを奪っての帰りみち、死の末路も無事免れたときのこと、海神ポセイドンが車駕と速きこと風のごとき馬を彼に与えて造りもよろしきプレウロンの黄金の盾を持つアレス(殺戮神)が子のところへと・・・
「丹下和彦編訳 ギリシア合唱抒情詩集 京都大学学術出版会 2002年」432から433頁より。

レオニダス(前3世紀のイタリアのタレントゥムの詩人)

パラティナ詩華集7−19
 こよなくも妙なる調べもて 祝婚歌たういし白鳥、 雅たる詩人アルクマーン この墳墓にやすらう。 そはスパルタの地には 大いなるよろこび。 重荷より身を解き放ち 冥府へと赴かれしか。
「沓掛良彦編訳 ピエリアの薔薇 平凡社 1994年」94と95頁より

ヘゲモン(前4世紀のアレクサンドロスの詩人)

パラティナ詩華集7−436
 旅ゆく人ここなる墓のかたえを過ぎて 粛然として面引き緊め かく言うならん。
「そのかみこの地にて スパルタの兵ら勇ましく戦い 八万のペルシア勢を支え防ぎて 敵に背見せることなく遂に斃れぬ。 そはドーリス人の国の掟なるがゆえに。」
「沓掛良彦編訳 ピエリアの薔薇 平凡社 1994年」118頁より

古代ギリシアの詩人不明の詩

  1. No.はLOEBのナンバリングに従う。
  2. 明確に詩の形になっているもののみ掲載した。
  3. 詩の解説だけで本文のない物は省略した。
  4. No.のみ記載されている物は以後翻訳予定がある詩(但し、実際に翻訳した結果次第では削除する可能性もある)。
  5. 全体において「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.144:GREEK LYRIC 5(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1993年」を参照
  6. 基本的にスパルタ関連の詩のみ掲載した。
  7. 年代を確定できる物については年代を記載した。
  8. 解説可能な物については解説を付けた。

民謡

No.856 ディオ・クリュソストム著「王制」での引用
 来たれ、立派な男達が多いスパルタの若人達よ、父達と同じ市民、一方の左手に盾をかまえ、もう片方で槍を大胆に振り回し、命を惜しむな、それはスパルタ流ではないからだ。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.144:GREEK LYRIC 5(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1993年」242頁のギリシア語文より翻訳。

No.857 ヘファイスティオン著「旋律ハンドブック」での引用
 来たれ、スパルタの武装した若人達よ、アレス(殺戮神)の踊りに。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.144:GREEK LYRIC 5(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1993年」242頁のギリシア語文より翻訳。

No.858 前2世紀のパピルス断片
解説:スパルタの戦勝歌といわれている詩。
 ・・・の傍ら・・・勇敢に立ち向かう・・・黒い・・・ナストロ・・・あなたは大杯・・打ち殺される・・・我々は・・・を分与せよ・・・今、限界まで敵に向かって放て・・・戦争だけ・・・アレ・・・穏やかな・・・エウロ・・・エウロ、スパルタの救い手、いかなる時にも勝利を求めてくる。オー、パイアーン、オー、パイアーン。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.144:GREEK LYRIC 5(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1993年」244頁のギリシア語文より翻訳。

No.864 ルキアノス著「踊り」での引用
解説:スパルタの踊りの歌の一つ
前へ、少年達、シューズをあちこちと動かし、諸君はよりよく歌い踊るだろう。
「D.A.Campbell編 LOEB CLASSCAL LIBRARY No.144:GREEK LYRIC 5(ギリシャの叙事詩) HARVARD 1993年」248頁のギリシア語文より翻訳。

No.867 プルタルコス著「リュサンドロス伝」での引用(前5世紀頃)
解説:アテナイを陥落させ、ペロポネソス戦争を最終的に終わらせたスパルタ人指揮官リュサンドロスに捧げられた賛歌の冒頭部。
 広々としたスパルタから出た神聖なギリシャの将軍を頌えて歌おう。オー、パイアーン。
「プルタルコス著 河野与一訳 リューサンドロス伝 岩波書店 1954年」136頁より

No.870 プルタルコス著「スパルタ警句集」、「リュクルゴス伝」での引用
祭りの時に行われる三つの合唱が三つの年齢に宛てられていて、老人達の合唱は先ず、
 「我々も一頃は勇ましい若人だった。」と歌うと、
壮年の合唱はこれに答えて
 「それが今の我々である。お望みならば御覧ください。」と歌い、
三番目に少年の合唱が、
 「我々は遙かに優れた者になる。」と歌う。
「プルタルコス著 河野与一訳 リュクルゴス伝 岩波書店 1954年」133頁より

無名詩人の断片集

No.954 アテナイオス著「食卓の賢人たち」での引用
 スパルタの無名詩人の詩
 世にも甘美なほめ歌の長よ。
 蜜の羽根のムーサ(音楽の女神)の歌よ
「アテナイオス著 柳沼重剛訳 食卓の賢人たち5 京都大学学術出版会 2004年」235頁より

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