狂える鳩に永久の騒音あれ鳩の遠吠え

史料遊び
ケルト編(ぁひゃ子)
目次
  1. ケルトとは?
  2. 慣習
  3. 食事
  4. 民話
  5. 黄金伝説
  6. その他
ケルトとは?
通りすがりのAA板住民です。懐かしい響きに誘われて迷い込んでしまいました。
学生の頃にケルト文化とやらにに惹かれた時期がありまして。
            | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
            | _あひゃ子様が_ |
            |. ケルトスレに .|
            | _ご挨拶に来た_ |
   _ _  _|_______|
  i´\ > `´ < /`; . | |
   \/       ',,/ .| |
    | | l l i l l i l | | .  | |
    | | 」」 l l !」」 | |.  .| |
    | | o  o | |   | |
    | ト、_ ∀  ,.| | ,r⌒)
    |_,.ァ⌒)二二r、_!. ,''''~| |
   ,:' ``ー';      '' ,''.i_j
   ':,  ,:'あひゃ子 ,:'
イストロス(ドナウ)河はケルト人の国にあるピュレネの町から発し、
ヨーロッパを真中から二つに割って流れているからである。
ケルト人は「ヘラクレスの柱」以遠に住み、ヨーロッパの最西端に住むキュネシオイ人と国境を接している民族である。
ヘロトドス

たとえば、イリリアやトラキアやエーペイロスでは、ロバは小さく、ケルト人の国やスキュタイ人の国には全くいない。
この辺りは冬の寒さが厳しいからである。
アリストテレス『動物誌』

イベリアの彼方のケルトの国。
アリストテレス『動物発生論』

ケルトに対するイタリア内での戦いの直ぐ後にローマによるイリリアとヨーロッパ地域への最初の襲撃が同時に行われた。
ポリュビオス


        〜‐.              _―'' ̄
                    /
 -〜                   /      _
              -〜      |      / ヽ
        _,,_          | /ヽ/   ,|
大西洋 / /           二      /
     ヽ  ~)   〜-   .  r \___,,-''
  -〜__/   |          フ
    ゝ   |        /
    〈ブレッタニア  / ̄
 〜‐ >   / / ̄ ̄ ̄\ライン川
    ~―─_/        \
    __j ̄   ケルト      \
    ヽ                 | △△△
     |       △△ケンメヌム  △アルプス,,__        ___
     |     △    山脈_△  山脈 |   V|     /     ̄~\
    /△     ノ~       ̄\    \   .|     (  -〜     )
  | ̄   △△△(   地中海    \    ヾ   ヽ、   > __,,,,,ー'~
  |  ピュレネ山脈|       〜    .\    \  \  / <
  |         ノ 〜-          \    \ /_/   \
ケルト族の地方を西から限るのはピュレネの山々で、この山脈は内と外どちら側の海(地中海と大西洋)にも接する。
また、東側を限るのはレノス川(ライン川)で、川は今のべた山脈と平行している。。。。

島(ブレッタニア)の住民は、ケルト族とくらべるともっと上背があるが、
髪には黄味がもっと少なく、体つきもあまりがっしりしていない。。。。。
性格はケルト族とおなじようだが、もっと単純で野蛮だから、
乳がたくさん取れる地域もあるのに経験がないためチーズ作りをしないし、
庭園作物作りや農耕にも経験がない。

紀元前1世紀のギリシアの地理学者ストラボン


      〜-     黒海    〜-
   \   サンガリオス川_________/
ギ  _>./ |       パプラゴニア
リ ..| .   |    ̄|ガラティア  △△△△
シ !|`  |    |       △アンティタウロス山脈
ア/    |△△  △△△△△△△
      .\メソギス山脈   タウロス山脈
 〜-     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
              ○   |
            〜-       |
    .東地中海          |

パプラゴニア地方の南がガラティア族の地方となる。
この種族は三族から成り立ち、そのうち二族は首長の名をとってそれぞれトロクモイとトリポギオイ、
三番目の部族はケルト地方の部族の名をとってテクトサゲスという。
紀元前1世紀のギリシアの地理学者ストラボン

ガリア(ケルト)人はサンガリオス川以遠の地方をわがものとし、以前ゴルディオスの子ミダスが建設し、
今日ではプリュギア人の市となっているアンキュラを占領した。
紀元2世紀のギリシアの地理学者パウサニアス
習俗
                     |\
                     |  \
                     |  |
                     |  |
       ____      |  |
      /. ∧_∧ 丶    |  |
      / (lil・∀・) 丶゙  | / 
     / と { ̄} つ 丶 ⊆@⊇
     / (⌒) ̄(⌒) 丶 ‖ ∧_∧
    /          丶 .‖(゚∀゚  )
    ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ⊂ ケルト)
                 ‖|| |
                 ‖(__(___)
戦に勝つと神々に捕虜どもを生け贄として供える。これがケルトの風習だ。
紀元前300年頃のパポスの詩人ソパテル『ケルト』


あーひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   アヒャヒャヒャ   アーヒャヒャヒャ              アヒャヒャヒャヒャヒャ
_ ;_ ∧_∧;.;・__∧_∧*;∵ビシュ        シュッ/∧_∧
 _\(  ゚∀|]==\(  ゚∀|]==≡≡≡≡≡     // (゚∀゚// )
__ (つ   つ .(つ   つ              ⊂ ⊂  )シュッ
    人  Y ビシュ 人  Y                   Y  人  || ||  ||
 ̄   し(_)   し (_)                  (_) J 「 | 「 | 「 |
─────────────────────────────────
   アアアアアアアアァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーーーー
   ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ   ガシッ    ./|
  ∧_∧   ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧     ∧_∧M∧_∧l_」.ア・・・アヒャヒャ
 (  ゚∀゚ ) (  ゚∀゚ ) (  ゚∀゚ ) (  ゚∀゚ )   (  ゚∀゚ ) (゚∀゚ ; )|| アーヒャヒャヒャ
 (つ   つ(つ   つ(つアヒャ つ(つ   つ   (つ   つ(    つ
 人  Y   人 ○'  Λ_ΛY  人  Y__∧アヒャ人  Y   .|  |  |  || .||
 し(_)  し ⊂ ´⌒つ ゚∀|]== し(_)゚∀|]== し(_)   (_(__)「 | 「 |
─────────────────────────────────
著者の聞くところでは、ケルト人はどの国の人間よりも危険を冒すことを好む民族であるという。。。。。
逃げることを恥辱とすることは異常なほどで、家が傾いたり倒壊しても逃げようとせず、
火事になって体に火がついてもにげないようなことがしばしばある。
紀元3世紀頃のローマの著述家 アイリアノス『ギリシア奇談集』


\\            //
 \\\  @@@ ///
   (⌒\@# _、_@/⌒)  喧嘩両成敗!
    \ ヽヽ(# ノ`)// /
     (mJ  ^ レm)
     ∩     (  ∩
     | .|∧_∧ ∧|_|∧
  /\| (    )(    )  OKOK。
  (___へ ゝ__ノゝ__ノ  母者マテ!ときに落ち着けって!

ケルト人のあいだで内乱が起こった。男どもが戦闘の準備を整えた時、女たちは戦場の中央に立ち塞がると、
家族と家族、そして町と町が和解し、男たちが再び友情を交わすようにと双方の言い分を聞き、
この争いの調停のために働いた。以後、ケルト人は、戦争や和平に関して、あるいは彼らのあいだで、
または同盟国同士で考えねばならない問題を論議する際には、女たちの意見を聞いて、
それぞれの問題解決に当たるようになった。

紀元2世紀の著述家ポリュアイノス『戦術書』
食事
         ∧∧  ))
     (( =O⌒n゚,,)
         )~し )     ∧∧
     /日 ̄ ̄ 嵒 ̄ ̄(ー゚* )
     |        ̄   日と  ヽ
      YニニニニニニニニニニニY __ノ〜
       |__|        |__|
ケルト人は食事のとき、地面に乾し草を敷き、
さして高くない木のテーブルを置いて、それに食べ物を並べる。
食べ物とはパンを少々、ただし、肉はどっさり。これは煮たり炭火にかざして串焼きにしたりする。
紀元前2世紀の哲学者 ポセイドニオスの『歴史』


:::::::::::.      A L L M A L T |::;;;;;-‐''';;-‐;;-;;-‐;;:::::::::::::::::::::::::::::::.`--、r'、;;:::   飲ま
::::::::::::..                |:::::::::::i-/'":::i:::;;::::/ミミ彡、::::ヽ..i、\N::::::::::ヽ
::::::::::::::.     麦 芽 100%ヱヒ|///':::::/i::i::::/ ヾ从/"ヽ\::\゙ヽ、::::::、:::       ,.へ
:::::::::::::::.   _,,,,,---─────-、}イ'//:::::::::,イ/l:i'   ゙"   ゙i;::ヽ::::i:::::i::゙i;:::}::   / /
::::::::;;;-‐'''"~:::.   ___,,,,,,,,,,_  /'‐|メ、l:::/ /" i:|       |:i;::::i:::!、::l:::::i::i!/ _/  | ___  
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‐'",,,,,,,,,,--─‐┬''"~   | ヽ    / l M、ヽ、      、vNヾ''/  "         | ,| {___} ,.へ,.┌┐┌┐
 ̄        |  .i   i  ヽ              .,     /l                / / ||||
         .|  |   |  \   r''‐-、,_      ヽ   / |              _/   |   ||||
         |   |   |    \ ヽ    ゙"''─--、'"-/  |      /       ゞ_,/| ,|  ||||
         |   ヽ   ゙i,''ヽ、  ゙ヽ、\     ,,ノ=‐'"  | ノ     /           | ,|   .  ̄   ̄
        |    |   ゙i;:  ゙''ヽ、 ゙ヽ、゙''‐‐=-'"~/    .| /     /
金持ちの飲み物はイタリア、あるいはマルセイユから運ばれてくる葡萄酒で、彼らはこれを水で割らずに飲む。
時には少しだけ水を差すこともある。
貧しい人々は小麦から作ったビールに蜂蜜を加えて飲む。多くの人々は何も加えずに飲む。
紀元前2世紀の哲学者 ポセイドニオスの『歴史』


                            _
                     _ r‐<´  ヽ
     マダー?     , ' ´ ̄`:::::::´ ̄::`丶、 !
            /:::::/::::::::::::::::::::::::、::::::::::\
           /::::::: /:::::::::::,:::,::::::ヽ::::: \:::::::;:ゝ
           .':::::::::::!::::, :::/!::ハ::::::::ト、::::::::ヽ::::!
        チン  !:::::::::: !:::i:::/フノー}:::::ノ-ヘ:::::::::}::|
     ☆      |:::!::::::_|:::レ' ○ レ' ○ }::::::/ン
チン  /   /´  |:::!:::(_.|::⊂⊃ ___ ⊂⊃'メj人
    ,' __〃    !::l:::/::::!::|、   !   | 丿i:::{メ!  \
☆  ! ( )     |:::!;':!::::i|::|::>、ゝ--'</:人::ゞ'!   ヽュ
 \ :  `\  _ノノ:!:|:::::ハ:{ヘr:、レ′ /:∧::::\\_   ○
    ヽ    Υ⌒ヽL!:::{ ∨≧≦>ノノ  ヽ::::::`iー―
      ',    {   ( )‐ヘ |   {{  〈      |:ヽ:::::!
      '.   ゞ二フ`\  l   {{.__ノー   L,イ::::|ヽ::!  、
     __ ___ __ \.   Υ⌒厂|      ノ |:::/ }:|   |
    l´'ー――‐'`l ` ̄ ゝ,_ノ。。j   _ノ゙==レ′ノノ  .ノノ
   |       .::::::|    /  ̄{{ ̄ ̄     |
 ̄ ̄ \ __::/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ケルト人の宴

たくさんの細かくちぎったパンが、釜でゆでた肉といっしょに卓上にばらまかれる。
しかし、王が自分の前に出されたものに手を触れるのを見るまでは、
だれもそれを食べない。

紀元前三世紀の歴史家ピュラルコス『歴史』
民話
マビノギオン カムリに伝わる四っつの物語『キルッフとオルウェン』の一節
11世紀頃に書かれたウェールズの民話のようなもの。
巨人イスバザデンの娘オルウェンとの結婚の許可を求めにやって来たキルッフ一行と、
巨人イスバザデンとのやりとり。

           _  ∧_∧ くらえ    ──  ───
      ( ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄⌒ヽ          ──  ──
       \  /  し /\ \    シュ    ============>
         |/    /    \ \    彡          ──
        /    /___  | |           ──
       ( (     _  ) ||
       /  / ̄ ̄/ /   | ヽ   彡
      /  /    / /    丿ノ
    / /    ( /
   / /      )/
  / /       し
(  /
 ) /
 し′
巨人イスバザデンは、毒を塗った石槍の一つをひっつかむと、彼らの背後から投げつけた。


 ──       ∧_∧
      ──  (゚∀゚  )パシ!
 =======∩=つ==>
          ( ヽノ
 ──      し(_)
───────────────────────────────────
シュッ
 ミ ∧_∧ クルッ
  ⊂(∀゚  ,)  ミ
     \   ⊃  
     ( (  | 彡
      し(_)
するとベドウィルがそれをつかんで投げ返した。


       ∧_∧
      ( lil゚O゚)
      /´⌒ /
    /  | |.|
   /   | ||
   (    | || グサッ         ───
   \ \ ゝヽ:;∴';;:"  ───
     \ \丿゙※:;:';,'=======
     / //:∵';;:"    ──
   / //               ───
  /  < <
 (_ つ つ
槍は巨人の膝頭に当たった。


           ∧_∧
          (# ´゚O゚)  ,-っ
         /⌒ヽ/   / _)
         /   \\//
         /    /.\/
        /   ∧_二つ
        /   /
       /    \
      /  /~\ \
      /  /   > ∴======
    / ノ    / /;
   / /   .  / ./  ;
   / ./     ( ヽ、 ;
  (  _)      \__つ;
          ~~~~~~~~~~~~~
彼は言った。「おまえは、なんといまいましい婿どのだ!
わしはこれから先、斜面を歩くのに苦労することになるだろう。
蚊に刺されたように、毒を塗った鉄がわしに痛い思いをさせおるわ。
この槍をつくった鍛冶や鉄床は呪われるがよい。なんと痛むことか!」


           _  ∧_∧ くらえ    ──  ───
      ( ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄⌒ヽ          ──  ──
       \  /  し /\ \    シュ    ============>
         |/    /    \ \    彡          ──
        /    /___  | |           ──
       ( (     _  ) ||
       /  / ̄ ̄/ /   | ヽ   彡
      /  /    / /    丿ノ
    / /    ( /
   / /      )/
  / /       し
(  /
 ) /
 し′
巨人は、毒を塗った第二の石槍をひっつかみ、彼らの背後から投げつけた。


 ──       ∧_∧
      ──  (´∀`  )パシ!
 =======∩=つ==>
          ( ヽノ
 ──      し(_)
───────────────────────────────────
シュッ
 ミ ∧_∧ クルッ
  ⊂(∀`  ,)  ミ
     \   ⊃  
     ( (  | 彡
      し(_)
するとタイルグワエルドの息子メヌウがそれをつかみ、巨人めがけて投げ返し、


         "':;:';;:"':;|:|';;:
         "':;:';;"|;|':;:';;:
          "':;:';;:|;|"':;';;:
      "':;:';';;:"':;':;;:|'|;;:';;: ぷっしゃーー
        "':;:';;:"':"':|;|:';;:""':;:';;:"':;
          "':;:';;:.,|;|:⌒\
         ´ :;;:';|;|:';;: ⌒ヽ
       // ̄ミ|;|:';;: グサッ|
      // / ̄':;:';;:"    .|
     i/ / / ̄ ̄ ヽ  .|
     l__// (,, ノ  ̄lヽ,_,/
      / ○OOOo
     /   (     l
  /   /   )    |
 (   /    |  .  |
  \  \    l    |
   \  \  ヽ___/
     \  .\
      \  ヽ
        )  l
      /  |
     ccccC
胸のまんなかに命中させた。すると、槍は巨人のくびれた背部までつきぬけた。


           ∧_∧
          (# ´゚O゚)  ,-っ
         /⌒ヽ/   / _)
         /   \\//
     <=/ ∵= \/===
     ;   /  ; ∧_二つ
        /.   ; /
       / .   ; \
      /  /~ ;、 \
      /  /  ; >  )
    / ノ   ;/ /
   / /   .  / ./
   / ./     ( ヽ、
  (  _)     ;\__つ
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「おまえは、なんといまいましい婿どのだ!
大きな頭を持つ蛭に噛まれたように、固い鉄がわしを痛めつけるわ。
これが鋳られた炉は呪われるがよい。
これから先、丘を登るとき、胸が締めつけられ、腹が痛み、食事もうまくなくなるだろう」


           _  ∧_∧ くらえ    ──  ───
      ( ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄⌒ヽ          ──  ──
       \  /  し /\ \    シュ    ============>
         |/    /    \ \    彡          ──
        /    /___  | |           ──
       ( (     _  ) ||
       /  / ̄ ̄/ /   | ヽ   彡
      /  /    / /    丿ノ
    / /    ( /
   / /      )/
  / /       し
(  /
 ) /
 し′
巨人は、毒を塗った第三の石槍をひっつんで、彼らの背後から投げつけた。


 ──       ∧_∧
      ──  (・∀・ )パシ!
 =======∩=つ==>
          ( ヽノ
 ──      し(_)
───────────────────────────────────
シュッ
 ミ ∧_∧ クルッ
  ⊂(∀・ ,)  ミ
     \   ⊃  
     ( (  | 彡
      し(_)
キルッフがそれをつかみ、


                   ───
   ∧_∧:;∴';;:" グサッ ───
  (  lil゚O゙※:;:';,'=======
  /⌒ヽ/:;∴'/ _)  ──
. |   \\//     ───
  |    |\/
.  |    \
  | i⌒\ \
.  | |   > )
.  / ノ   | ./
.  | /    / ヽ、
. / |    \__つ
. し'
望みどおりに巨人の目に命中させた。すると、槍は彼のうなじまでつき刺さった。


           ∧_∧
       <=(# ´゚O∴=,-っ ===
         /⌒ヽ/ ; / _)
         /   \\;´/
         /    /.\/
        /   ∧_二つ
        /   /
       /    \
      /  /~\ \
      /  /   >  )
    / ノ    / /
   / /   .  / ./
   / ./     ( ヽ、
  (  _)      \__つ
「おまえは、なんといまいましい婿どのだ!
生きているかぎり、わしの視力は衰える一方になるだろう。
風に向かって歩めば涙が出て頭が痛くなり、新月にはめまいがすることだろう。
これが熱せられた炉は呪われろ。
狂犬に噛まれたように、毒を塗った鉄がわしを痛めつけるわい」
十九世紀のアイルランドの民話収集者、クロフトン・クローカー著『卵の殻の醸造』
(一部変更あり)
1/5
                         ) こんな年頃でしゃべれるということ自体、
                         ( あり得ないことだから、この子が妖精の
                         ) 取り替え子なのは間違いない。
                         〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
                          O
                     (⌒⌒') o アヒャー
                      |__|
                     ( ゚∀゚)    ∫ ∬ ∫ グツグツ
                     /´⌒ /~)  ⊂===⊃
                     | ヽ ヽ (~丿 ヽ....:::::::ノ
                     ヽ  \_/   ~()~()~
                     /   |     | ̄ ̄ ̄|
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  何をしてるの、お母ちゃん?
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____________
      \__/


2/5                         |. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
                         |. 醸造しているんだよ、坊や。|
                         |, . ───────────┘
                     (⌒⌒') アヒャー
                      |__|
                     ( ゚∀゚)    ∫ ∬ ∫ グツグツ
                     /´⌒ /~)  ⊂===⊃
                     | ヽ ヽ (~丿 ヽ....:::::::ノ
                     ヽ  \_/   ~()~()~
                     /   |     | ̄ ̄ ̄|
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  何を醸造してるの、お母ちゃん?
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____________
      \__/


3/5                         |. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
                         |.あたしが何を醸造しているか.|
                         | 知りたいかい、坊や?    |
                         |, . ───────────┘
                     (⌒⌒') アヒャー
                      |__|
                     ( ゚∀゚)    ∫ ∬ ∫ グツグツ
                     /´⌒ /~)  ⊂===⊃
                     | ヽ ヽ (~丿 ヽ....:::::::ノ
                     ヽ  \_/   ~()~()~
                     /   |     | ̄ ̄ ̄|
       ___
     /ノへゝ     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | \´-`)ゝ  <  うん、お母ちゃん。何を醸造してるの?
     \__ ̄ ̄ヾ.    \_____________
      \__/


4/5                         |. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄.|
                         | 卵の殻なんだよ、坊や。   |
                         |, . ───────────┘
                     (⌒⌒') アヒャー
                      |__|
                     ( ゚∀゚)    ∫ ∬ ∫ グツグツ
                     /´⌒ /~)  ⊂===⊃
                     | ヽ ヽ (~丿 ヽ....:::::::ノ
                     ヽ  \_/   ~()~()~
                     /   |     | ̄ ̄ ̄|
     ノへゝ ぉぉ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     ( ゚∀゚)ゝ < おれは五百年間この世にいたが、
 . |   /つつ..|   \ 卵の殻を醸造すなんてのは、
  l|l (,   ( l|l スクッ\ 今まで一度も見たことがない。
  .|  .し'ヽ) |       \_____________


5/5                  正体見たり。
                     (⌒⌒') |ヽ +キラッ
                      |__| | 」
                     ( ゚∀゚)||    ∫ ∬ ∫ グツグツ
                     /´⌒ /~)  ⊂===⊃
                     | ヽ ヽ (~丿 ヽ....:::::::ノ
                     ヽ  \_/   ~()~()~
                     /   |     | ̄ ̄ ̄|
     ノへゝ  アッ
     (lil゚∀゚)ゝ
     /つつ
    (,   (
     し'ヽ)
黄金伝説
                                          _,,....;:''''"~ ̄~`''-
     _,,....;:''''"~ ̄~`''-、_          _,,....;:''''"~ ̄~`''-、__,,....;:''''"~
 _,,....;:''''"へ/二| へ^i    ̄~`''-、__,,....;:''''"~             `''-、_
 ̄~`''ー-|Π|  ||Πi ̄! _,,....;:''''"                      `'';';.,,;;`;;
  ,.;;.;i;';.,,;;`;;i`、、_                              .;;:。;:;;::、;;:`''-、__
_,._,._,.,;:;;`;;i`:;:i;,|i!''",.                             :;;`;;i`:;:;,i.
     _,,...--―.;.;.-'"~ ̄~`''-、_                     ,r'''''lイトli"~~`''-、__
--―''''"~_,,...i''''"~          ~`''-、,''",''"゙ヽ,_,._,._,._,.._,.,._,._,_,_,,,r''"゙ヽ,.r'''
_,,...!''''"~         _,,....;:''''"~,''"゙ヽ, '""~""~'        ,''"゙ヽ ,''",''"゙ヽ,,._,._,.
        _,,....;:''''"~      ~"'"~           ∧ ∧ ~"'"~ '""~""~ ;:''''"~
       (     :.:.:.:.:.:.:        :.:.:.:.:.:.: サラサラ(゚ー゚*) 金 金 金 ;:''''"~
        `''-、_                     ⊂⊃とヽ      `''--、_
           "''-、_   :.:.:.:.:.:.:        :.:.:.:.:.:.:  )  )      :.:.:.:.:.:. `''--、
              `''-、_                ~~~~~~~~~
世界の果てに行くと、その辺の川に砂金が流れていて、それを女や、体があまり丈夫でない男たちが、
砂でこすって洗って、それを持ち帰って坩堝で溶かす。
わがポセイドニスによれば、ヘルウェティア人、ケルト人がそうやっているそうだ。
それに、昔はリパイア、その後はオルビア、今ではアルピアと呼ばれている山
──いずれにしてもケルト人の住む所だが──では、山火事が起こると自然に銀が流れ出す。

紀元3世紀の著述家 アテナイオス『食卓の賢人たち』


なら、黄金ネタをもう一つ。                     ィ─;;;-..-..--、
                                   ,,...-= ̄ /::::::::::〈
                                 /u u  u ̄ヾ、::::::ヽ   う
                                / u ー u u  u|::::::::::|    わ
                                | u ー  u u  |:::::::::ノ    あ
                  わしはこの       〈ー=、 、-ー^ u レニY  あ  ぁ
.                   山吹色のお菓子が .〉(o/ (o)、u;;; ト ,ノ  あ
                 恐ろしゅう恐ろしゅうて。 .lu < u  u  ├'   ぁ
 \ヽ      l       l      / /       l;/( [三] )ヽ );;ハ
丶   * キラ    **                  l; ⌒、u  u/|;L
   +_____ +   _____ + *  "       >、_____//::::'、
   / llllll |  | llllll ヽ / llllll |  | llllll ヽ       ,...-'"::::|:|    /'::::::::::ヽ、
   l □ |  | □  l l □ .|  | □  l     ,...-'":::::::::::::::|.| v /':::::::::::::::::
   iヽllllll.|_ | llllll.ノi::::iヽllllll.|_ | llllllノ.i:::: .  /::::::::::::::::::::::::::|.! /':::::::::::::::::::::::
   |ミ 三|:::::::|三 彡|::::|ミ 三|:::::::|三 彡|::::   /:::::;┐::::::::::::::::::|,レ':::::::::::::::::::::::::::::
ケルト人の中にスコルディスタイ人という部族がいて、彼らは、他国を侵して不正をはたらく場合、
金は自国に持ち込まないことにしていたが、銀には手をつけた。。。。。
彼らは、金は畏れ多いといって手をつけず、故国に持ち帰りはしなかった。
金のために多くの難儀に遭っているからだ。しかし銀は使う。
そしてその銀のために、彼らはいくつもの恐ろしい振る舞いに及んでいる。

紀元3世紀の著述家 アテナイオス『食卓の賢人たち』
ケルト人の頭脳プレー

    |                |
    |      ∩   ジャーッ ゴボゴボ・・・
__ノ      .| |         |  _
| |        .| |          ./ )ノ\__ヽ
ヽ二二 ヽ -―- | |        .//|\ノ(◎)
_____/ /" ̄| ヽ∧_∧// .|
   /  /    / ( ;´Д`)  ̄ ̄\
   |  |/⌒゙ /      /       \
   .\ヽ__ノ__,,./。 ゚    |\   .\
     .\\::::::::::::::::: \\ ゚ ./   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       .\\::::::::::::::::: \\ |  騙されたー!
       \\::::::::::::::::: \ .\_______
         \\_:::::::::::_) )
             ヽ-二二-―'
ケルト人がアウタリアタイに侵入してから、両者の間で長い戦いが続けられていた。
ケルト人は毒草を混ぜた食糧と葡萄酒を陣屋に残し、夜間にそこを去った。
アウタリアタイ人は、彼らが恐れをなして逃げ出したものと思い、陣屋を占領すると、
そこに残されていた食糧や葡萄酒を遠慮せずに飲み食いした。
すると急にひどい下痢に襲われ、全員がその場に倒れ伏してしまった。
陣屋に戻ってきたケルト人は、うずくまっているアウタリアタイ人を皆殺しにした。

紀元2世紀の著述家ポリュアイノス『戦術書』


    . ∧ '´  ̄ ̄ ` 、
    . )( r-ー-┬-‐、i
     .| || |,,_   _,{|
  .   | |N| "゚'` {"゚`lリ
  .   | |.ト.i   ,__''_  ! とことん
   .  | |i/ l\ ー .イ_よろこばせてやるからな
  , -‐''| |"-−ヾvーヽ⌒ヽ
 r'−、,|ュィ    `i´  ); `ヽ
(_    } .、___¥__人  |
 `" ̄T|\.   _人 / ̄ ̄ ̄ ̄\
    | | . ヘ、,, __,+、|   |  /  |  / ̄ ̄ ̄\
    i_j !)ゝ、__,+、|   |<    | ( ((((((^))))))
      ヽ.=┬─ |   |  \  |  |ミ/ _=_|ふん
      /  、|   \____/ (6ー[¬]-[¬] 僕は何でも知ってるんだ。
     /""  |   |: |         |    、」 |\
     レ   :|:   | リ         \   ー |  |
     /   ノ|__| |           \__/|_|
     | ,,  ソ  ヽ  )         | 歴史命 | |
    .,ゝ   )  イ ヽノ         |       | |
    y `レl   〈´  リ.          |三|□|三三し´
    /   ノ   |   |           |       |
    l  /    l;;  |.           |  |    |

ガリアのブレンノス王は部族の者達をギリシア遠征に向かわせたいと考えた。
ブレンノスは部族の男達と女達を集め、彼らの前にギリシア人の捕虜を連れてきた。
捕虜達の横にはガリア人の中でも体が大きく、よく鍛えられている男達が、
ガリア風の武器を持って立っていた。彼は「我々は見ての通り体も大きく立派である。
その我々がかくも弱々しい小男達に戦いを挑もうというのだ」と言ったので、
ガリア人達はギリシア人を軽蔑し、ギリシア遠征に出発する気になった。
紀元2世紀の著述家ポリュアイノス『戦術書』
その他
               串
   串          ヽ二フ
 ヽ二フ         ~~~~~~~~
~~~~~~~~     串
        ヽ二フ      串
       ~~~~~~~~   ヽ二フ
              ~~~~~~~~

        串
      ヽ二フ
      ~~~~~~~~
鍋の縁には、五艘の船を浮かべて、指示を与える。
「火をつけんのか、リュキアの頭領。
マケドニアの頭、火を弱めろ。
ケルト人、火を消せ、焦げるぞ」。
紀元前4世紀の喜劇詩人 エピッポス『ゲリュオネス』]


        ┌―┐     . -‐―=.....|  ,||   |                      ヽ ....:::::丿
         i,i。A。|      ′     :ヽ-〃.ヽ |                        ー '
         ヾ--′    |       ::::::::::.ゝ
                 ゝ        ::::::::::::ヽ      /  \        /   \
               ┌──┐ ヽ          ::::::::.ヽ    |     |        |     |
-、_           | ..A.. |    ゝ         ::::::::::)   |      |       |      |
  └-、_       | 0 0 |     \  .............::::::::::::::::)  |     |        |     |
      └-、       \_/      丶 ―----― '''    \  /        \   /
      ::::i      ____         |
      ::::|     γ      r~ヽ、       |        ┌-┐
      ::::|   r ―|      |  ::|      \     !_!!
      ,,;;;;|_ i   :|      |  ::|  |        \
     /  \ ̄=―-_     |  ::| | ̄''|~-、    \
   /     \     \   |  ::| |  | :::i      \_____________/
 /        \     \ |   ゝ、  | :::| r―i-i
(           ヽ   ∧_∧    ヽ、|r  ̄ ̄γ‐-、__
  |         |     (´Д` )    ::i ̄ ̄ヽ‐-!、   ~‐、
  |         | r - 、 ⊂  ⊂ )     ::|    | :::|∧_∧|-r-=__
  |         | |  | :::| Y  人,    ::|    |⊂(・∀・; )つ|   :::i
このときアレクサンドロスはケルト人に向かって、この世で君たちが一番恐ろしいものは何かと質問した。。。
我々が最も恐れているのは、いつか天が自分の上におちてきはしないかということだ。
フラウィオス・アッリアノス『アレクサンドロス東征記』
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