狂える鳩に永久の騒音あれ鳩の遠吠え

ドイツ騎士団長プラウエンの物語 AA版


(担当 客人の例のにゃあにゃあ)

 1410年度いつ騎士団はタンネンベルクの戦いでポーランド・リトアニア連合軍と戦い大敗を喫し、騎士団の幹部の殆どが戦死してしまう。連合軍はドイツ騎士団の本部マリエンブルク城へ侵攻したがちょうどリヴォニアから援軍を連れてきたプラウエンがマリエンブルクに到着してマリエンブルク防衛の指揮を執り、連合軍を撃退するのに成功する。この活躍によりプラウエンはドイツ騎士団長に大抜擢されて騎士団再建に努めたが、あまりに強引なやり方に団内でも支配下のプロイセンの諸都市や諸候からも反発されてポーランドとの戦争を始めたのをきっかけにして団長職を解任された。

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                            | ヽ / ヽ ./ ヽ|
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               l⌒ 二 -l ..uUU""l---- .|   /"ヽエェェェヺ 騎士団弱いな。
              └    l  (  / __ |    ヽニニソ
      .ト             |   //    |●  `ー/_
   ヽ、i / .∠         /    | /     ヽ_  _/    ヽ、
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 .ゝ-+-::i⌒ヽ        /     |-                 ヽ、
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   / /:| |  i        /       |  |     Poland        │
    i ::| |  )      │      |  l                   │
    /i ::し//        |      /   |                     |
     ::| ((        l       _ノ |             │    │
1410年7月ドイツ騎士団はタンネンベルクの戦いで
ポーランド国王ウワディスワフ二世ヤギェヴォ率いるポーランド・リトアニア連合軍に大敗を喫した。

      |:  V   V   |                 /                  ヽ アラヨッ
       |            |                  l:::::::. /      \      |
      |______|                  |::::::::ヽ-=・=-′ヽ-=・=-′  .| これで
      | |      `,                 |::::::::::   \___/       |  勘弁してくださいよ。
      | !   , / \、                  ヽ::::::::::::.  \/       ノ
  / ニ- i~ヽ─( =・-)(=・-) あーっはっはっはー       /ノl        \
メ / ̄ ̄\   `ー '( ) -'  面白いよ、うん。      //|     / \ \
| ||       | /"ヽエェェェヺ  君に免じて      ___//  |     |    \ヽ_
| ||  __  |   lーrー、/  ∩_nm 賠償金で   `ー-'    |     __  \    ー
ヾ.\||||||||./● ヽニニソ   (  `つ  勘弁してあげるよ。   |   /  \  ヽ
 メ  .||/ \ー--/ \ / /                  | /     〉  )))
   / ニ)    ` ̄  ヽ ヽ  /                   ll | /   //
   l  ニ) y  Poland /⌒\                   | |   く_っ))
  /`ーイ /、    ,,r-/   / `、ノヽ                .| | ||
  ヽ_ノ   \ '       /~ヽ、   /                | |
         \__ ノ_ノ `ー'                ⊂ノ
              |  /                  (( ○ )) コロコロ
ポーランド軍は騎士団領奥深く侵攻してきたがプラウエンの活躍により撃退され、
その活躍を認められて団長となったプラウエンはポーランド王との交渉で
領土をほとんど失うことなく、賠償金だけで講和を結ぶことに成功した。

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    |.___________..|                   | ヽ / ヽ ./ ヽ / |
   /                  ヽ                  |:  V   V   V  .|
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    |:::::::::::...ヽ-=・=-′ヽ-=・=-′ .| 皇帝様皇帝様、       |________.|.
   |:::::::::::::::::   \___/     |  救いの手を      ( /             \
    ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ  お願いします。    /                  ヽ
         | ⊃⊂/                      l:::::::::.                  | アー、ソー、ネー
         ( ヽノ                        .|::::::::::iii(●)     o o (●)!.| 金貸してくれたら、
         ノ>ノ                         |::::::::::::::::=  \=====/= | 考えてもいいよ。
        しU                          ヽ:::::::::::::::::::.   `====′  ノ
ポーランド王と講和をすると同時に、
ポーランド王を牽制する為に神聖ローマ皇帝ジギスムントに援助を要請した。

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        l:::::::::.                  | 金がない!
        |:::::::::::...ヽ-=・=-′ヽ-=・=-′ .|  法律緩めてやるから、
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        ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ
                U θU
            / ̄ ̄T ̄ ̄\
           |二二二二二二二|
           |        |

\ブーブーブーブーブーブーブーブーブーブーブーブーブーブーブーブーブーブーブー/
  ∧_∧∩ ∧_∧∩ ∧_∧∩ ∧_∧∩ ∧_∧∩ ∧_∧∩ ∧_∧∩ ∧_∧∩
 (    )丿(    )丿(    )丿(    )丿(    )丿(    )丿(    )丿(    )丿
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皇帝やポーランド王に支払わなければならない金を工面する為に
プラウエンはプロイセンの大都市代表や諸候はもとより、小都市の代表や騎士なども集め、
従来騎士団が持っていた特権や権限を大幅に譲渡することを条件に援助金の拠出を求めた。
代表達からは不満や要求が噴出したが、辛うじて援助金拠出の同意を取り付けることには成功した。

            /|    チャキ
         /! |
          ! ! |
    -──|┼|─‐-.    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
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./ .// ̄ ! ! |`ヽ      .|         ┃       |
  / .      ! ! |       |         ┃       |
    r‐-、 |┴|       |.___________..| あにき、
    ト-イ /^Y´\     /:::::::::   へ      へ  \ 邪魔者は全員始末したぜ。
    |-‐!/o/´\o\   /:::::::::: ヽ ●     ● ′ /
    入 /o/   \o\ ヽ:::::::::::::::::   \___/    /
   _( /\/\    入o\ ヽ:::::::::::::::::.  \/    ノ
  (  \__)/`ァ─‐' /\/__/|ヽ_______ノ | \__
  (`ー-r'ヽ /   r‐' ̄ ̄/ |               ト、 \ ̄`\
  `r‐‐'     _/   /   ト、            / ∧  \   \
  /\    /        ト、\          // !       `ヽ
しかし、援助金徴収はダンツィヒ市議会などの抵抗により上手くいかなかった。
そこで、プラウエンはダンツィヒ・コムトゥールをしていた弟のハインリヒ・フォン・プラウエンに命じて
反対派の市長や議員を暗殺し、他の抵抗勢力の見せしめとした。

ふっふっふっ、おまえらのたくらみなど、お見通しだ。
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                  |  † | 敵はマリエンブルクにあり!
                 ミ,,゚Дメ彡
                 (ミ   ミ⊃
                  ミ   ミ
                  し'`J
                   \オーーーーーーーッ!!/
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                   (    )丿(    )丿(    )丿(    )丿
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プラウエンの強引なやり方に反対する者はダンツィヒ市のような騎士団外だけでなく内部にも存在していた。
彼らはプラウエンに対してクーデターを画策したが、
クーデターは未然に発覚して反対派の団員は全員追放刑に処された。

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        ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ
                U θU
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 \ はっ、払います。払います。払います。払います。払います。払います。払います。/
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 ((((    ))))((((    ))))((((    ))))((((    ))))((((    ))))((((    ))))((((    ))))ガクブル
   ∧_∧∩  ∧_∧∩  ∧_∧∩  ∧_∧∩  ∧_∧∩  ∧_∧∩  ∧_∧∩
 ((((    ))))((((    ))))((((    ))))((((    ))))((((    ))))((((    ))))((((    ))))ガクブル
強攻策が功を奏し、更にはより広い階層に呼びかけたことで都市や諸候は従順になり、
騎士団の役人達もよく指示に従うようになり、援助金の徴収は軌道に乗り、
ポーランド王への賠償金と、皇帝への援助金支払いは順調に進んだ。

                               。   。   。   。
                               .| ヽ / ヽ ./ ヽ / |
                               |:  V   V   V  .|
                              .|:           .|
                              |________.|
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                         r |_,|_,|_,| ', .|    ,---、 , ---、|
_./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\         |_,|_,|_,|/⌒ --─i-=・=.|-|=・=-|
_|       ━╋━     |        |_,|_,|_人そ(^i   ヽ、..__ノ ゝ__ノ
_|         ┃       |        | )   ヽノ |     ,, /(、_,)ヽ、 i はぁ〜
_|         ┃       |領土は    .|  `".`´  ノ   ( 'トェエエェイ /  何のことを言ってるんだい。
_|.___________..| 取らない  人  入_ノ´'.    、ヽェェェソ / あそこは
/                  ヽ約束では/ヽ    /   ,,,ハ、,   、_,_,,ィ/  ポーランド固有の領土だよ。
l:::::::::.                  |    /   `ー- /'~ ̄ || ●` ` ー'´|`-..,_
|:::::::::::...ヽ-=・=-′ヽ-=・=-′ .|  /       /    lヽ` ー-、 __,r'"/   ''-..,
|:::::::::::::::::   \___/     | /        /     ヽ`ー ー'"ノ      ヽ,
ヽ:::::::::::::::::::.  \/     ノ |       ノ /        ̄  ̄        |
しかし、騎士団とポーランドは国境確定問題で対立し、両者の間に険悪な雰囲気が漂い始めた。
ポーランド王は追い打ちをかけるように騎士団が講和条件を守っていないと
プロイセン諸都市や皇帝に向けて宣伝を打った。

      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
     |        ━╋━    |
     |          ┃      |
     |          ┃      |
    r、r.r 、__________..| 全軍出動    全軍出動  全軍出動
  r |_,|_,|_,| ,! ノ( ブチ       ヽ     全軍出動
  |_,|_,|_,|_,|/:: ^   \,, ,,/      .| 全軍出動         全軍出動
  |_,|_,|_人 (^i::ヽ-=・=-′ヽ-=・=-′|     全軍出動
  | )   ヽノ:::    \___/   | 全軍出動        全軍出動
  |  `".`´ :!::::::::.   \/    ノ       全軍出動
  人  入_ノ、         / \   \ \ メ / )`) )    全軍出動
/  \_/\:ヽ        /   \\ . \ メ ////ノ      全軍出動
      /   ヽ、:..、     //  ヽヽ メ /ノ )´`´/彡 全軍出動
     /      ` ー┬─ '"´     i i  /   ノゝ /      全軍出動 
    /          |      Y  | |/| 、_,,ィ '__/,;'"´``';,._
    /  y         |      ヽ_/  \_/  |ニニニニ| カチャカチャカチャ  
   /\/         |      /    .     /   | ̄ ̄ ̄| 
ポーランドの態度に激怒したプラウエンは
騎士団の最高意志決定機関たる幹部会に計ることなく軍の出動を命じてしまう。

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  |   ━╋━ |
  |     ┃   | いーかげんにしろーーーー!!!
  |!.______|           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  /⌒)      ミ \\       |       ━╋━     |
 / / ‘    ’ ミ \\\    |         ┃       |
.(  ヽ  (_人_) ミ   \\\\|         ┃       |
 \    ヽノ  \    \\\ |.___________..|
   \        ヽl⌒)OOo\/                  ヽ
    ,ゝ        {  )  )\l:::::::::.                  |
  / ___   | ::::::/\|:::::::::::.  ..::::::ノ  ヽ-=・=-′ | おっ!
  ヽ__  | \ ノ  ::::| \|:::::::::::::::::   \___/     |
      `ー′  `ゝ_ノ   ヽ:::::::::::::::::::.  \/ (;;;;;;; ノ
                バキ  /、//|  ̄ ̄ヽ
                    /   // |//ド 〉
プラウエンの暴走に危機感を強めた幹部会はクーデターを起こしてプラウエンを更迭した。
後任には穏健派として人望厚い
マレシャンでケーニヒスベルク・コムトゥールのミカエル・キュヒマイスターが就任した。

                ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
                |    ━╋━  |
                |      ┃    | よきにはからえ。
                |._______!|
       /,| ̄|\    ミ         ミ   /,| ̄|\
       |二  二|   ミ   ‘    ’ ミ  |二  二|
       |  | ,|  |   ミ    (_人_) ミ;;,r-|  | ,|  |
       \,|_|,/    |リ/^l     ヾ,r'´   \,|_|,/
___________ 〈_`;ノ  へ、~,|´_____________
 ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l~ {゚iニi゚}`l⌒iノ_,)ニi゚} ~l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄
 ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l`|i;;;;r‐|_,.,|‐、;;|´ ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,|i;;|  し'   |;;|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 (i@j     i,@
新団長ミカエル・キュヒマイスターは調和と平和をモットーとして
プラウエンが始めたポーランドとの戦争を終わらせ、
プラウエンの治世に悪化したプロイセンの諸都市や諸候との関係を改善した。
プラウエンが追放した団員も呼び戻して団内に渦巻く対立に宥和をもたらし、
タンネンベルクの戦いで傾いた騎士団を立て直したが、
それは抜本的改革と言うほどのものではなかった。
騎士団の延命に貢献したって程度のものだった。
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